伊藤先生へのインタビュー

患者さまのために退院後の生活も支えるチーム大隈

ひとりの患者さまにひとつの疾患とは限らず、合併症のある方が多いので、脳外科・内科・整形外科・外科がひとつの病気に絞らず、連携しながら診させていただいています。例えば脳外科で入院されても内科的な疾患があれば僕らが診ますし、逆の場合ももちろんそうです。ひとつの科だけで完結できない。もっと言えば、入院していて病気が治って帰るという時に、患者さまが安心して生活できるかどうか、というところまで踏み込まないと本当の治療にならないんですね。帰ったはいいけれど、生活に支障がある…というのは良くないです。退院後の生活を考えるのは病院の仕事じゃないのかもしれません。でも、そこまで考えないと安心できないですね。当院は、そういった患者さまには入院中からケースワーカーがしっかりサポートするので、退院後も含めて総合的に診ることができます。なかなかそこまで及ばないこともありますが、努力はさせていただいています。ここは大病院ではないけれど、連携はかなり良いです。それこそ、大隈病院として診るというイメージですね。チームジャパンのように、大きなチームではなくとも大隈病院として診られることは全力で取り組ませていただく、そういう意味ではかなり誇れるものです。

内科と外科の枠を超え、総合的に患者さまを診る

もともとは外科医師でしたが、そろそろメスを置こうかなと思っていたときに当院と縁があり、来ることにしました。それが平成17年なので、もう10年以上になります。

実際に入職してみて、大隈病院の良いところはジェネラルに、総合医療ができるところです。内科の専門領域は、僕自身がついていけない部分もあります。ここに来た時点は外科医として働いてきたのに、ある日突然内科医になるのですから、ものすごいギャップを感じました。でも、他科の先生方に教えてもらいながら、いまに至ります。内科と外科はそれぞれ専門性が高く別個の領域ですが、私はグレーゾーンにいるようなものなので橋渡しというか、親善大使のような気持ちで、総合的に診るというスタンスでいます。それが総合診療にあたるかわかりませんけれど、私には外科で培ったものがあるので、それを活かしながら内科的に考えていく、そういう診療が当院にもマッチしていると思います。

言いたいことが言える気心の知れた人間関係

内科というと完全主治医制が多いと思います。当院ももちろん主治医が中心ですが、自分の担当以外の患者さまも一緒に診る、チーム医療を行っています。私は消化器科だけど呼吸器科のことは疎いところがあるので同僚の先生に相談する、あるいは循環器だと外来で来ていただいている先生方と相談します。とても仲は良いですよ。医師同士に確執があるというような病院も見てきましたが、うちは結構仲がいいのではないかと思います。たまにケンカしますけど、すぐ仲直りしますから、お互い言いたいことを言える関係はいいなと思っています。

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